住めば都の風が吹く

楽しいことの日記です

輝ける人々(と成仏)

テニミュ4thの関東立海公演が幕を開けましたね。

おめでとうございます。

長い公演時間と巡演の中で誰も欠けることなく、もっと言えばスタッフ、キャスト全ての関係者が健やかに千秋楽までまで駆け抜けられますように。

 

現地で4th関立を見ることができないのであまりツイッターを見ないようにしているのですが、観劇する皆さんにとって今回の公演が楽しくてわくわくするものであれ!と思います。

みんなが楽しく過ごしてるのを見るの大好き!

テニミュで盛り上がるタイムラインって楽しい!

 

私にとって1番鮮烈な公演は3rd全国大会立海前編です。

東京凱旋公演が初テニミュでした。

友人がチケットをとってくれました。

その年、私は急に演劇が嫌になってしまって(というか嫌な記憶と演劇が結びついてしまって)、劇場まで向かう最中に体調を崩してはチケットを紙切れに変えることが続いていたので、当日TOKYO DOME CITY HALLまで辿り着けたことにすごく安堵しました。

 

幕が上がっても気持ち悪くなったり冷や汗が出てこないことにほっとしました。

頭の中で考えが空転して余計なことを思い浮かべたり、せっかくの生テニミュに心が醒めないことにもほっとしました。

それどころか私の目は舞台上で起きている全てに釘付けでした。

みんながみんな、舞台の上で、その時間は役として精一杯生きてくれていることに強く胸を打たれました。

青学を応援しながらも、立海の連帯に心寄せて、どきどきはらはらしっぱなしでした。

体はあの柔らかい背もたれと硬い座席にぴったり固定されているのに、心だけがふわふわと肉体を飛び出して自由に観劇する喜びを感受しているような、不思議な心地をよく覚えています。

 

その中でもとりわけ目を奪われたのは3rdの真田弦一郎くんでした。

その頃は原作(まだ無印だけだったかな?)を読み終えたばかりで、格別に真田くんがとってもとっても好き!状態だったので、目で追っていたのですが、どうしてか彼の周りだけ周囲が淡く発光して見えたんです。

面白かったな。人が光って見えたんですよ。

照明があたっていないときもそうでした。試合中ではない、ベンチにいるささやかな仕草であっても光り輝いて見えたのです。

淡い光をまとった人を見ながら、頭の中で「報」と書かれた電光掲示板がパッとあらわれて真っ暗な闇の中くるくる回転するのを感じていました。

嫌な感情やここまで抱えたつらい気持ちは今日この場で報われる!精算されるのだ!と思ったら涙が頬を伝い落ちていました。

泣いていることを友人に気がつかれたくなくてとにかく急いで拭ったりなんかして。

 

どの人にとっても初めて見たテニミュの公演はかけがえのない思い出だと思います。

私にとってもそうでした。

その後にどれだけ素晴らしい作品、どれだけ楽しい公演に出会っても、あの時の観劇体験以上に色濃く胸に刻みついたものはないです。

他が劣っているとかそういうことではなく、ただ特別なのです。

 

 

テニミュ好きの間では、過去公演に強く心奪われた人たちのことを「亡霊」と呼ぶことがあります。自嘲してそう名乗る方もいます。

私は3rdシーズンを好きになって間もなくお別れとなり、終幕を悲しむこともできず、新しいシーズンを両手を広げて迎えることもできず、けれど新テニミュ4thも楽しくて、という心もとない気持ちで過ごしてきました。

でも大好きな立海が新しい形で沖へと漕ぎ出すこの機に、楽しい思い出を振り返って成仏したいと思います。

 

あの時舞台の上で役の人生を生ききってくれてありがとう!

楽しい時間をありがとう!

 

 

当面の目標はテニミュに通えるようになるため健康になることです。

頑張れ負けるな健康観劇!(GMKK

 

本日はご覧くださり、誠にありがとうございました!!!